特 集 第 2 弾  | 行政調査新聞

特 集 第 2 弾 

川越市長・川合善明氏「強制わいせつ容疑」

今度は 「刑事告発」「請願」 が不法行為?!
狂気の 川合市長、 正義の人 仙波敏郎氏を 訴える!

川合善明市長が、市民女性A氏への「強制わいせつ容疑」で刑事告発されていたという事実を報じた前回本紙記事は大変な反響を呼んだ。川合善明氏の、酒席での目に余る行状を知っている市政関係者らにしてみれば、仮に川合市長の「強制わいせつ容疑」が事実であったとしても驚かないだろう。

しかし、この刑事告発人がジャーナリスト・仙波敏郎氏であったことは川越市政関係者、メディア記者らにも衝撃を与えた。国際的にも著名な仙波氏が、なぜ無名の川合善明市長を刑事告発したのか? その理由を本紙取材に応じた仙波氏はこう断言した。

『日本全国に1,741ある市町村で、私の経験上、
最大最悪の腐敗した市長は川越市長・川合善明氏だろう』

元警察官にして定年退職後は阿久根市副市長、市長代理職も務めた、捜査と行政のプロフェッショナルでもある仙波氏は、現職警察官時代に日本の警察裏金問題を実名告発して世界的に脚光を浴びることになった。その仙波氏による本件刑事告発は、時効直前であったにもかかわらず、事態を深刻に受け止めた川越警察署による捜査も行われた。

ところが正義の人・仙波敏郎氏に告発された川合善明氏は、市長としてなんらの釈明もないまま、裏では仙波氏を民事裁判で訴えたと同時に、川越警察署にも被害を訴え出ていたことがわかった。

川合市長、なりふり構わぬ濫訴(らんそ)の真の目的

川合善明市長は、「強制わいせつ」被害を受けたという市民女性A氏の主張は作り話で、仙波氏と共謀しての虚偽告発だというのである。誰に恥じることなく正義を貫徹してきた仙波氏が、なんの根拠もなく、最高で懲役10年を科せられることもある虚偽告発のリスクを背負う理由はない。一方、川合市長は「名誉毀損」を主張しながら、まるで市民にはそれを知られたくないかのように裁判を連発している。しかも訴えた相手は、「川越市議会議員小林薫氏」「市民女性A氏」「A氏の代理人である清水勉弁護士と出口かおり弁護士」「住民訴訟の原告市民たち」そして今度は「仙波敏郎氏」を「名誉毀損」で訴えている。市民女性A氏に至っては、住民訴訟を含めれば3件もの事件で川合氏に訴えられ、仙波氏と共に川合氏に訴えられた今回の新たな裁判で4件目となる。

もちろん、すべての裁判は原告川合氏のスラップ訴訟だ。それほどまでに川合氏は、市民女性A氏への「強制わいせつ容疑」のもみ消しに必死なのである。これだけでも、どれほど異常な事態か、川越市議会は理解出来ていない。いや、正しくは、異常な市長の濫訴(らんそ=裁判の乱発)に「見て見ぬふり」を決め込み、市の執行部と議員たちが市長の異常な言動を放置している。これが市政100年を謳う川越市の実態なのだ。

SNS時代となって以降、特に名誉毀損トラブルは枚挙にいとまがない。逆にいえば名誉回復のための訴訟とは、それが公人であっても私人であっても社会に向けて「目立つ」よう発信することのほうが普通だ。隠れて名誉毀損を主張するなど、名誉回復の主意にも反しており、毀損された自らの名誉を否定するようなものだからだ。

川合市長が、市民女性A氏による刑事告訴と仙波氏の刑事告発が虚偽であり事実無根というのであれば、なぜ隠れるように名誉毀損裁判を連発するのだろうか? 

川合氏は川越市長で弁護士でもある。そのような社会的地位にある人物が刑事告訴に次いで刑事告発されること自体が異常であって、川合善明氏は、自らにかけられた嫌疑について、堂々と記者会見を開くなり議会で否定するなりして市民に対して説明することが当然だ。ところが川合市長はそうした義務から逃げ続け、「名誉毀損」で次から次へと密かに裁判を起こし、それら訴状の中だけでは、市民女性A氏と弁護士、正義の告発者・仙波氏をも嘘つきよばわりしている。

市長の「強制わいせつ容疑」に言及した仙波氏の「請願潰し」も、川合市長の意図が議会に介入もしくは影響しての不採択だと断じていいだろう。つまり、バカのひとつ覚えよろしく「名誉毀損」を連発する川合善明氏の一連の「ねじれ裁判」は、川合氏が事実を隠ぺいし、川越市長という「市長職」の座にしがみつくためだけの姑息な時間稼ぎであり誤魔化しでしかない。腐敗した市長が平然と居直っていられるのは、スラップ訴訟を恐れる自己保身と風見鶏ばかりの市議らが沈黙を続けるだろうことを、川合氏自身が確信しているからだ。市議もナメられ切っているということになる。

議会最終日・小林薫市議、魂の賛成討論!
傍聴席から沸き起こる拍手に議長も沈黙

本紙前号で報じたとおり、今月24日、川越市議会に受理された「仙波氏の請願書は、3月7日の市議会総務財政常任委員会で不採択」とされた。
そして議会最終日となった3月23日、仙波氏の請願不採択は本会議で決議されることとなった。この日、午後1時から始まった議会は淡々と多くの議案を可決して進み、開会からおよそ2時間が経とうとする頃、仙波氏による請願採択の議決がはかられた。

「根回し」政治の原則として、委員会で不採択となった結論が本会議でひっくり返ることはない。しかし、仙波氏の請願の紹介議員となった小林薫議員は、ただひとり賛成討論に立った。奇しくも、この前日の3月22日16時、仙波氏が刑事告発した川合善明氏の「強制わいせつ容疑」事件は公訴時効を迎えた。

川越警察署の担当捜査員から仙波氏に「時効成立につき刑事告発は不受理となり、捜査が終了となりました」との旨が、正式に告げられたのである。だがそれで川越市長たる川合善明氏の「罪」が消えたわけではない。刑事事件としての時効が消滅しても、市長という立場にある限り、川合氏には社会的な責任と品格が求められる。
また、川合氏と共に告訴、告発されている三上喜久蔵市議の文書偽造容疑は、いま現在も捜査中の事件で時効にはなっていない。そうした観点からも、議会最終日での小林市議による仙波氏の請願賛成討論は大きな意味を持っていた。

現在でもコロナ対策で席数が減らされている傍聴席も、いつもの川越市議会では見られないほど多くの市民が席を埋め、厳しい眼を議会に注いでいた。一方、市長席の川合氏は、青ざめた顔色にも見え、頻繁に傍聴席に不安げな視線を泳がせていた。
そんな中、賛成討論に立った小林薫市議は威風堂々と、まさに魂の討論を次のように述べたのである。

≪小林薫市議   賛成討論全文≫

「川合善明市長及び三上市議に対して市民への説明を求める請願書」
― 賛 成 討 論 ―

請願が提出されて1ヵ月以上、請願が閲覧出来るようになり3週間、多くの方からコメントが寄せられました。 全ての方が、「川合市長は何をしたのだ」「説明責任がある」「市議会は追及する義務がある」「請願に賛成」というものでした。委員会で請願が否決されると「反対した議員・政党を公表しろ」「市長も市議会も総辞職だ」と、お叱りのご意見が寄せられ、「立派な市長・市議会」「請願に反対」というものは1件も有りませんでした。これが市民の意見です。

この請願を審議する以前の2月26日川合市長は、請願人及び市民女性を名誉毀損で訴えるという暴挙にでました。これは請願権を侵害し、市議会及び総務財政常任委員会を蔑視するもので誠に遺憾です。また訴状には私が紹介議員として署名したことを、請願人と共同不法行為の関係にあるので国家賠償法に基づく請求をする予定だと記載されています。

仮に請求しなければ、訴状に記載されていることが恫喝になることは、高学歴・弁護士の川合市長ならご存知でしょう。川合市長は確たる証拠があって私を共同不法行為だと記載されたのでしょうが、私には全く身に覚えの無い事実無根です。私は、市長及び三上市議に対して市民への説明をするのが当然だと思い、紹介議員に署名したのです。

委員会に付託された請願ですが、請願人の招致も無く裁決されましたので、私は請願人及び市民女性に事実確認しました。市民女性は、三上議員に電話で呼び出され、タクシー代を受け取り居酒屋で川合市長にカラオケを強要され、その時、胸、臀部を触られたと訴えています。

三上市議はこの行為を隠蔽したというのです。又このようなワイセツ行為は、今回だけで無く以前にも川合市長から数年間に数多く被害を受けたと述べています。私は、この市民女性の話しと同じ事を平成23年秋、目の当たりにしました。これは、私の目撃証言です。
あるパーティーの帰り、私は川合市長に飲みに誘われ3人の市議会議員と行きました。
3人の内一人が三上議員、あと2人の名前は控えます。5人で市内幸町「スナックゆり」に行きました。川合市長がこの店の常連というのは有名でした。私は市長と飲みに行くのも、この店も初めてで店は、二重扉でボックス席が3セット。この店の前は、教育施設なので直ぐに風営法無許可営業だと察しました。店の女性は川合市長を丁重に迎え、市長は上着を脱ぎ、ネクタイを外し、Yシャツを腕まくりするとカラオケを始めました。
軍歌・青春ソング・デュエット、この時、女性と腕を絡ませ当たった素振りで女性の胸を肘で突っつき、腰に回した手を臀部にチークダンスと称して下半身を密着させる行為を見ました。
私は、性暴力だと川合市長に止めるよう注意しました。

川合市長は「今はプライベート、市長では無い」と言いましたが、私は「そういう問題では無い。市長と同席出来ない。帰ります」と言うと川合市長は「自分の分は払って下さい。私は払いません」と言ったので、5000円支払って店を出ました。翌日、当時の特別秘書に報告すると、川合市長に注意をしたようですが、これが逆鱗に触れたようで年度末に突然解雇となりました。
理由は「特別秘書に相応しくない」というだけで具体的な話しは無かったそうです。その後も川合市長に3度「スナックゆり」に誘われましたが断りました。

自治連合会第三支会の懇親会で、女性議員の手をつないでデュエットした時、私が注意すると逃げる様に退席しました。この様な事から、川合市長は私を避けるようになり、私は嫌われました。この事は私の一般質問の市長答弁でも明らかです。
この議場で「今まで、どこで、誰と手をつないでデュエットしたのですか」という私の質問に対して記憶は定かでは有りませんでした。又、私の手をつないだ事もあると市長自ら発言しましたが、あの時は突然の事で驚き声も出ませんでした。これがパワハラだと確信しました。
相手女性は、こんな嫌な思いをしていたのです。女性の敵です。
平成30年、全国都市問題会議夕食会では政党・候補者に対するモラハラ行為。

令和2年のある新年会では、公費で酒を飲み女性と手をつないでデュエットする姿が市民に撮影され、SNSに投稿されたことは周知の事です。「手をつないでデュエットするのは特別な事ではない」と発言している事は会議録に記載されています。
この様な行為は明らかにワイセツ行為・性暴力に該当します。
従って、川合善明市長及び三上市議は、市民への説明責任が有ります。

請願採決の結果は、氏名・会派政党が公表されます。議員各位は責任を持って臨んで頂きたい。この市民女性は泣きながら「私は川合市長の性暴力の被害者です。良識ある市議会議員の皆様、請願に賛成してください。助けて下さい。三上さん、喜久蔵さん、本当の事を言って下さい。何故嘘を付くのですか、私は苦しんでいます。助けて下さい。私は貴方を恨みます」と 述べていました。   以上

小林市議の討論を終えた瞬間、傍聴席からは拍手が沸き起こった。このような傍聴人の行為は、議会では禁止されており、普通なら議長から注意される。だがこの時は、なぜか議長も沈黙し傍聴席の拍手を甘んじて受け止めたかの様子だった。
川越市議会の歴史に残るであろうこの小林市議の討論は、後に議事録に記載されインターネットでの議会中継録画で市民に公開される。結果、請願賛成は小林市議と共産党市議5名のみで、残る全市議が反対。つまり仙波氏の請願を闇に葬ったのである。
有権者は、市民女性A氏の悲痛な訴えを黙殺したこれらの反対議員の名と政党を忘れないことだ。

刑事告発人・仙波敏郎氏に訊く

さて、この日の傍聴席には仙波敏郎氏の姿もあった。愛媛県松山市在住の仙波氏は、川合市長を法廷で迎え撃つべく、一度松山に戻り辣腕弁護士が名を連ねる通称「仙波弁護団」との打ち合わせを2日間で終え、とんぼ返りで川越市議会に乗り込んだのだ。
議場から出て来た仙波氏に話を聞いた。

本紙:今日は議会最終日で、川合市長の答弁はありませんが、それでも傍聴のためにわざわざ松山から川越入りしたのですか?

仙波:刑事告発はしましたが、川合善明という人間を肉眼で見たことがありませんからね。

本紙:実際に見た市長の印象はどうでしたか?

仙波:(コロナ対策の)マスク時代ですけん表情は読み辛いですが、なるほどこういうタイプかと人物像は掴めました。長身で一見知的にも見えますが、酒が入ると人格が豹変するという市政関係者からの目撃談を多く聞きました。まさかと思って、議事録を調べて、小林市議の質疑に対する川合市長の答弁を読んで仰天しました。公費で参加した宴会でコンパニオンと手をつないでカラオケに興じたことを追及された川合市長は、それが何の問題になるのかと議会で答えているんですね。
市長で弁護士の発言とは思えない。コンパニオンならそれぐらい当然だと言わんばかりの、あからさまな女性蔑視で職業差別でもある。ほかの議会で市長がこんな答弁をしたら議会が空転しますよ。なんですか、この議会は。

本紙:私たちは「おれ様市長の王国」と呼んでいますが(苦笑)

仙波:ええこといよらい(上手いこと言う)。でも冗談にならんけん。川合市長の被害に遭った女性はAさんだけじゃありませんから。川合市長は女性の同意なく体を触ることが性暴力だという罪の自覚もない。刑事告訴したAさんを訴え、私まで訴えたきた。私はあくまでも正義を完徹しますけん。

本紙:具体的に裁判ではどのように闘う考えでしょうか?

仙波:手の内は明かせませんよ(笑)

本紙:本紙を通じて、川合市長になにかメッセージがあればどうぞ。

仙波:え? あの市長に特に言うことはありません(失笑)

本紙:ありがとうございました(苦笑)                   
(敬称略)

一度会えば誰でも魅了される仙波氏だが、権力を振りかざしては弱い女性をいじめて悦に入っている川越市長のような姑息な悪をみれば、その怒りは凄まじい。
「後悔先に立たず」とは、川合善明氏のためにこそある諺(ことわざ)かもしれない。

「災害に強い町」を公約した川合善明市長
ウクライナ戦争どころか東日本大震災追悼も眼中になし!

「あの市長に特に言うことはありません」との仙波氏のコメントは痛烈極まりない川合市長批判であり正鵠を射ると言って良い。「言うことはない」との言下の意味は、川合氏には普通の言葉が通じないということだろう。本紙に言わせれば、川合氏は健全な精神がどこか破綻しているとしか言えない。それは川合市長がFacebookで気まぐれに発信している「川越市長・川合よしあき」でも明らかだ。
いま、日本全国の自治体首長たちの誰もが、ウクライナ戦争について憂慮し、なんらかのかたちで意見を表明している。また先日、3月11日に発生から11年目となった東日本大震災については、2万2,207名の死者・行方不明者を出した世界的に未曽有の災害であり、いまなお仮設住宅での生活を強いられる多くの被災者がいる深刻な国内問題だ。川合市長は、4期目となる今期市長選に出馬するためだけに、自らが制定した多選自粛条例をポイ捨てするが如く廃止に持ち込み、公約のひとつには「コロナと災害に打ち勝つ政策」を掲げていた。
つい先日の、最大震度6強の福島県沖地震にも一切のコメントはなく、ましてウクライナ戦争への言及など皆無だ。ここから見えるものは、到底「政治家」とは言い難い「他者への無関心」であり、不気味なほどに人間性が欠落した川合善明という人物の破綻した精神だろう。選挙さえ通れば、公約も政策も公務すらそっちのけで市民女性へのスラップ訴訟に精を出す川合市長は、一般市民でも心を寄せる世界の大惨事にも関心はなく、自分の散歩の道中に見かける春満開の花だの富士山の写真を「市長ブログ」に公開しているばかりだ。満開の花畑は川合氏の脳内ではなかろうか。

このような常軌を逸した川合市長に対して、不信任案を突き付けることが出来ずに口を閉ざしているだけの「市長支援議員」らも、寿命が短い桜花のごとく、次回選挙では散ることになるのではないか。心ある議員らは「議員は市民の選良」という原点に立ち返り、腐敗した市長と市政を糾していくべきだ。本紙は、市民女性A氏と仙波敏郎氏へのデタラメ・スラップ訴訟で、自分の「罪」から逃げおおそうとする卑劣にして姑息な現職川越市長・川合善明氏の市長責任を徹底的に追及し、間もなく開廷となる本件裁判傍聴記を続報でお届けする。
第1回口頭弁論は 4月21日(木)午前10時15分  さいたま地方裁判所 川越支部

なお、メディア各社とも情報を共有させて頂きますので、

ご質問…取材希望がありましたら、本紙メールまで随時ご連絡下さい。
                                            
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